サッカーの守備的戦術の面白さはどのようなものか

プレイヤーサッカーには多種多様な戦術があります。攻撃的なものもあれば、自陣に引いて守りつつカウンターを狙っていくものもあり、チームや監督の方針、その時々の試合に出るメンバーによって千差万別となっていき、どの戦術が一番効果的で強いかというのは一概には言えません。そこがサッカーの醍醐味のひとつでもあります。その中で今回は守備的戦術の面白さについて紹介していきたいと思います。

まず守備的戦術は、理論的には攻撃に比べ高度な技術や理解が要求されることが多い戦術です。守備では、攻撃よりも一瞬や一点のほころびがそのまま失点に繋がってしまうケースが多く、全員が戦術を把握して動く必要があることが理由のひとつです。

守備的戦術にはいくつか名称があるものがありますが、代表的なものを挙げると、マンツーマン、ゾーンディフェンス、ゾーンプレスなどがあります。ここでの面白さは、マンツーマンでの攻撃と守備のせめぎ合いや、ゾーンディフェンス、ゾーンプレス時のボールに直接絡んでいない選手たちの動きなどを見ることでしょう。個人技の高い技術の応酬や、戦略的に動いていくピッチの流れには目を見張るものがあります。

またフォーメーションの重要性も忘れるわけにはいきません。現代では、攻撃、守備と役割が明確に分担されているわけではないため、全員がどちらも行うというのが主流です。その中で守備的戦術に有効なフォーメーションは何種類かありますが、一般的にはDFを4人配置し、フラットな陣形を組むパターンがよく見られます。そのようなフォーメーションにも注目しながら試合を観戦すると、また違った守備的戦術の面白さが見つかるかもしれません。